各義士の名前を読むとそれぞれの義士の役割、性格などが思い出されて感無量になる人々も多い。神崎与五郎は弓の名人かつ俳句の達人であったと言われ、討ち入りに備えて商人となり吉良邸そばに店を構えて様子を探っていたという。
江戸時代から縁起の良い初夢に1富士、2鷹、3なすびがあるが、これは三大仇討ちを称えたものと言われている。
1富士は曽我五郎・十郎の富士の巻狩における仇討ち、2鷹は浅野家の家紋である鷹の羽、3なすびは荒木又右衛門の「仇討ちをなす」とのことから出たとの説である。
この時代背景を考えると赤穂義士は主君の仇討ちで厳罰に処せられるとは思っていなかったことも考えられる。
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