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1.生活習慣を変えることにより改善される内容




夜間頻尿

夜間頻尿による起床回数は年齢と共に上昇し、60−69歳では1回以上が約84%の人々にあり、2回以上が約40%の人々にある。夜2回以上トイレに行く人は死亡率が1.6倍から2倍になると報告されている。

夜間頻尿の理由は多岐に亘り、その対策は様々になるが基本的には食事内容の見直し、ウオーキング、ジョギング、筋トレなどの運動を行うことが基本になる。これらにより、水分摂取量の調整、塩分・糖分を抑え、筋肉のポンプ機能で下半身の水分を心臓に戻し、発汗により体内の水分量を落とし、体を動かして下半身の筋肉を鍛え、男性ホルモンの上昇を得ることが出来る。また、内臓を冷やすと過活動膀胱気味になるので、夜食は温かいものを食べ、寝室も暖かく保つことに心掛ける。夜に冷たいビールを飲むことはビールの利尿作用と内臓を冷やすことで夜間頻尿を生じさせる。

I.生活習慣を変えることにより改善される内容

上記の表に加えて、

1.問題点:下半身に体液がたまる。就寝時に仰臥位の姿勢なると下肢から上半身へ体液が移動することによる頻尿
発生理由:運動不足により、ウォーキング、ジョギングでの足の筋肉のポンプ作用が効かず、下半身に体液が滞る。
対策:ウオーキング、ジョギングなどでふくらはぎを動かすことにより上半身へ体液を移動させる。就寝3−4時間前に足を心臓より高く30分以上保つ。

2.問題点:体のむくみ
発生理由:細胞間の水分が皮膚を圧迫してむくむ。
対策:午後4時から5時ごろに風呂に入り水圧をかける。約350キロの水圧が体にかかる。水圧で血液やリンパ液の循環が活発になる。レギンスをはいて41度で20−30分の入浴が効果的。日常に弾性ストッキングを使用する。

体の水分の三分の二は細胞の中にあり、残りの三分の一は組織間液と血液になる。この組織間液と血液により栄養素が細胞に運ばれ、老廃物を細胞より外に排出する。水分の過剰摂取などにより組織間液は多くなり、体のむくみを生じさせる。対策としては野菜を多く摂取して毛細血管の流れを良くし、
タンパク質を多く取って組織間より血液に水分を戻す役割を活性化させる、

3.問題点:飲食により夜間多尿になる。
発生理由:利尿作用を持つ飲料、食物の摂取。
対策:夕方以降のアルコール、カフェイン、柑橘類の摂取を控える。

4.問題点:排尿時間が定まらず夜間にトイレに行く回数が多い。
発生理由:生活のリズムの乱れにより排尿の時間が定まらず夜間頻尿に
対策:生活のリズムを規則的にする。

II.病気に起因するもの、医師の診断を受ける必要あり、

1.脳血管障害:脳卒中慢性期には3−5割に過活動膀胱が認められる。

2.高血圧:高血圧による腎臓血管抵抗増加のための腎臓血流低下により適正な尿量が日中に出来ず、日中に細胞外にプールされた水分が夜間に血液内に戻って夜間頻尿となる。

3.糖尿病:高血糖から血液内に水分が増加し頻尿になる。糖尿病初期には過活動膀胱になる。

4。心疾患:心臓の機能が低下して全身にむくみがみられる。心不全などは寝ると腎臓への血流量が増加し、頻尿となる。漢方薬では五苓散が体内の水分調整に効果的。

5.睡眠時無呼吸症候群:気道がふさがれることにより胸腔内圧が低下、心臓が拡大、血流が心臓に集まり、心臓の血流を減らす為に体外に水分を出そうとして夜間頻尿となる。

6.過活動膀胱:通常は脳神経により排尿抑制を行うが、脳神経の障害により過活動膀胱になる。

7.前立腺肥大:50歳の30%、60歳の60%、70歳の80%、80歳の90%が前立腺肥大になる。前立腺肥大により尿路が狭くなり残尿量が増加、また膀胱容量が狭くなる、男性ホルモンと女性ホルモンとのバランスが崩れると前立腺が肥大する。漢方薬は八味地黄丸

8.慢性腎臓病(CKD):腎機能低下による夜間多尿、加齢に伴い腎臓重量の減少、糸球体硬化、間質の線維化、尿細管委縮などにより尿の濃縮力低下、食事後の速やかな排泄機能の低下による夜間頻尿

9.腰部脊柱管狭窄症:頻尿、尿漏れ、尿が出しづらい、足のしびれが重なるとこの病気になっていることが多い。腰椎内の神経が圧迫されると様々な尿トラブルが起きる。

10.薬剤の使用:抗がん剤、ステロイド薬などにより睡眠障害を起こして夜間の尿意を感じやすくして夜間頻尿になる。

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