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新橋-外堀通り-数寄屋橋
B銀座のクラブ看板



静岡新聞の右側の外堀通りに進むとはしご状に架かった看板が多数見えるが、これが有名な銀座のクラブの看板。バブルの崩壊と共に交際費で賑わっていた銀座のクラブは退潮したかに思われたが看板を見る限り元気な店が多数ある。

1990年のバブル崩壊と共にその後の20年は失われた20年と呼ばれ経済の低迷が続いたが、2012年に誕生した安倍内閣とアベノミクスと共に経済は立て直されたかに見える。

しかしながら、この実態は財政再建を先延ばしにした見かけの好景気であることを忘れてはならない。日本国債は2016年末ではその4割が日銀買い取りになり、これ以上の買い取りは出来なくなることが心配されている。国債の値段が落ちると金利は上昇するので、低金利はこれ以上続かないことを考えておく必要がある。

また、株価はリーマンショック前を越えたとして今後の株価の上昇をはやし立てる声が多数あるが、機関投資家の如く瞬間的に売り逃げ出来る場合を除いて一般投資家は日銀がETFを20兆円以上買って(2017年10月現在)下駄を履いている状況を考えて今のうちに売って置いた方が無難。

今後の年金制度については誰もこのまま続くとは考えておらず、一般庶民はただひたすら貯金をして将来に備えている。この為に物価が上がらないと嘆いている政府関係者が多いが、まず安心して消費が伸びるだけの経済の基本的改善が必要になる。

朝三暮四(猿が朝三、暮れに四つのエサより、朝四、暮れに三つのエサとすると聞いて大喜びをした故事)と言うより朝4暮一という状況で大喜びしている日本国民の現状を良く認識することが肝要。家庭を例にとると借金して子供にステーキをご馳走する父親を見て喜ぶ子供はいない。まして、その借金を子供たちが払わなければならないとすると怒り出すのが普通である。

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