写真右手はJR御茶ノ水駅で前方に湯島聖堂とニコライ堂を結んでいることから聖橋と呼ばれる橋が見える。
神田川流域の中でこの周辺は仙台堀と呼ばれている。これは江戸城の守りを固める為に外濠だけでは本郷台地方向からの攻撃を防げない為に徳川家康が仙台の伊達藩に命じて本郷台地を掘り下げて外濠に繋げたこと、また、当時飯田橋、一ツ橋から海へ流れていた平川の氾濫を抑えることを目的としたもので、この難工事を伊達藩に担当させることにより伊達藩の財力を落とすことも目的にあったと言われている。工事により生じた大量の土石は現在の日比谷公園から新橋一帯の日比谷入江の埋め立てに使われた。 「日比谷入江と大名小路」、「日比谷入江埋立と神田川」、
神田川の浄化はかなり進んでおりボート、カヌーなどの水上競技が可能と思われる。これらの競技は東京都による「ジュニアアスリート発掘・育成事業」に指定されている。飯田橋、水道橋、御茶ノ水周辺には数多くの高校・大学があるので、これらの学校でこの周辺から隅田川へ出るまでの神田川を利用して水上競技を検討することが勧められる。
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