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上野-寛永寺
A輪王寺





慈恵大師(良源大僧正)と慈眼大師(天海大僧正)の二人の大師を祀る東叡山寛永寺開山堂。

慈恵大師(良源大僧正)(912−985)は学徳行業が秀でて当時の仏教界に大師と肩をならべる僧はなく特にその学識は後世比叡山が輩出した鎌倉仏教の各祖師に強く影響したので比叡山中興の祖を称する。−−−−

天海大僧正(1535−1643)は寛永寺開山、東叡・日光両輪王寺の開基であり、神儒仏の三教にわたってその真髄を会得された高僧である。大僧正は天正十八年(1590)徳川家康公と相識り江戸幕府が開かれるや仏教による平和政治を献言し、治国平天下の祈願寺として、また源平以来の戦乱犠牲者の冥福を追善する東叡山寛永寺を勅許により寛永二年(1625)に創建して開基となった。この寺名は天台宗祖伝教大師が比叡山を開いて延暦寺を建て国家鎮護の道場とされたことにならわれたもので関東の比叡山という意味である。−−−−

輪王寺両大師堂掲示より


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