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吉祥寺、千川上水
F庚申塔




千川上水に沿って進むと所々に庚申塔が見られ、写真の庚申塔は更新橋の右手にある。庚申塔に彫られている青面金剛像は病を流行させる神と考えられており、病鬼を免れるために祀られているもの。

また、更に進むと武蔵野女子学院前には文字庚申塔があるが、これは天明の大飢饉(江戸時代における享保、天明、天保の3大飢饉の一つ)が上保谷新田にも及ぼさないようにと祈願の為に建てられたもの。

庚申信仰:十二支により庚申の日は60日毎にめぐってくるが、この日に「さんし」と呼ばれる虫が人が寝ている間に体内より抜け出して天に昇り、神に罪科を報告、神の裁可によりその人の寿命が決まることから、庚申の日には夜を徹して念仏を唱えることが慣習となった。

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