九龍壁を左手に見て進むと前方に中華街の西門にあたる延平門が見えてくる。JR石川町へはこの門をくぐって通りを渡りそのまま真直ぐに進む。
延平門は風水に基づいて中華街の東西南北に建てられている西門になり、白虎神を守護神とする為に白く塗られている。
古来より、中国の皇帝は王城を築くときに天文博士に天意を伺わせ、城内に入ってくる邪を見破るために、東西南北に限り通路を開き、門衛を置きました。そして門は陰陽5行に基づく色調である青赤白黒で彩られ、さらに方囲の守護神として人々に根強く信仰された四神を据えたのです。それが東の青龍神、南の朱雀神、西の白虎神、北の玄武神でした。こうして皇帝は城内の人々の繁栄と安全をはかりました。これが中国の風水思想と呼ばれる古代科学の考え方で、人間が幸福を確保しようとするなら天地=自然の影響と完全に調和して生きていかなければならないという考え方に基づいたものです。(横浜中華街発展会協同組合資料より)
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