広尾駅1番出口を出て東京三菱銀行とベーカリーの間を進むと有栖川宮記念公園、公園の一角に都立中央図書館がある。門に向かって左手の坂を上っていくと六本木ヒルズへ。参考:広尾-六本木ヒルズ、六本木ヒルズ-広尾
公園内には森や池があり、早春の梅の開花や、秋の紅葉など季節ごとの変化が見られ、魚釣りを楽しむ人々も多い。参考:有栖川宮公園内風景、
公園内には有栖川熾仁親王の像があり、同親王の経歴が掲載されている。
有栖川熾仁(たるひと)親王(1835−1895)は有栖川宮家九代目の親王で、明治維新、西南の役、日清戦役ですぐれた勲功をたてられました。その間、福岡藩知事や元老院議長、左大臣、近衛都督、参謀総長などを歴任され、明治28年(1895)1月に亡くなられました。この銅像は大熊氏光作で明治時代の代表的作品の一つとして極めて価値の高い芸術品です。明治36年(1903)10月10日千代田区三宅坂旧参謀本部構内に建立したものを昭和37年(1962)3月1日道路拡幅事業の際、ゆかりの深いこの公園に移設しました。
有栖川熾仁親王と言えば思い出されるのが、皇女和宮と婚約したが公武合体政策により皇女和宮との婚約が破棄されたこと。皇女和宮は徳川家茂と結婚し徳川家の正室となった。後に有栖川熾仁親王は戊辰戦争において薩長側につき西郷隆盛などに補佐され東征大総督として江戸に進軍、徳川幕府に無血開城させた。
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