エミール・アントワーヌ・ブールデルはロダンの流れを汲みながらも建築的な造形を重視してロダン没後の日本の彫刻家達に多大な影響を与えた。 ブールデルの作品としてはこの弓を引くヘラクレス以外に、「自由」「勝利」「力」「雄弁」の4体が展示されている。「彫刻の本質に立脚する的確で簡潔な表現は、重厚な存在感を生み、ロダンに次ぐ彫刻の新時代をひらいたブールデルの天才を如実に物語っている。」(4体の台座説明より)