地下通路を進むと新宿センタービルの手前にコクーンタワーの地下入口がある。

コクーンはカイコのまゆを意味しているが、同時に若い人たちが巣立ちする前の保護された建物も意味する。

このタワーには若い人たちが社会に出る前の教育施設として、ファッションデザインや美容などを主とした東京モード学園と、ゲームやデジタル映像を勉強するＨＡＬ東京、看護や介護などを勉強する首都医校がある。

新宿・代々木地区には元々各種学校として、文化服装学院、代々木アニメーション学院、山野美容学校があり、各々大きく伸びている実績がある。

最近の大学は少子化の影響で生徒数が減少し生徒の確保に苦労している大学が多いが、このような各種学校が隆盛を極めていることは、終身雇用で社内教育をするよりは入社してすぐに役に立つ若者を望んでいる会社が多いことを示していると思われる。