観光、旅行、レストラン、グルメ、カフェ、ダイニングに (パソコンHPへ)(携帯HPへ)






グレタさんの環境保護活動

グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)、女性、17歳、環境活動家、スエーデン生まれ

彼女の活動内容について世界中が注目している理由はやはり真実を語っていて、人々がこの意見に耳を傾けざるを得ないという事実にあるが、ブラジルの大統領の如く、「メディアがこんな小娘の言うことを取り上げるなんて」と発言したくなる人々も多くいると思われる。

ここで考えなければならないのが、彼女の属性である。若い女性で女性を侮辱すると選挙に勝てる政治家はいない。スエーデン生まれで、自由の国アメリカでもなく、個性を重視するフランスでもなく、日本でもない。スエーデンでは学校教育の基本として社会に対する意見を述べることが重視され、若くても弁論に長けた学生が多いと言われている。

グレタさんの発言内容を見ると「一番危険なのは政治家や企業家達がほとんど何もしていないのにずるかしこい説明と想像力豊かなPRで、行動していると見せかけることだ」と指摘していることからも分かるように社会に対する相当な洞察力を持っていることが分かる。

日本では環境大臣がCOP25で具体的な道筋を示さなかったと失望されているが、その背景として日本の企業が石炭、原子力に関するノウハウを蓄積していて、これにこだわり、方向転換が容易に出来ないことがあると言われている。

我々自身が昨年の台風15号、19号の水害、土砂災害を経験して環境変化を実感しているが、これは日本近海の海水温上昇に起因しており、従来であれば台風の勢いが弱まって日本に上陸するものが、フイリッピン近くで発生した台風は勢いが弱まらず関東に上陸して来たとの事で海水温上昇の怖さを経験している。

体質改善をためらう日本企業の経営者と、若い世代との世代間のGAPが認識され始めてり、早く切替を進めないと世界からも、若い世代からも取り残されることを考えねばならない。


社会・経済目次へ