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核ミサイルの避難用シェルターとして利用する場合に深く安全な駅は何処か。
安全な駅の定義が必要になるが、核爆弾に対する安全性のデータが無いので、類推するしかない。広島原爆以降に核爆弾の破壊力はけた違いに大きくなっており、ロシアの最近の核爆弾は広島原爆の100倍以上はあるので、広島原爆を前提とした考え方は現在では通用しない。
確実に安全と思われる深さは核シェルターを前提にして造られているロシア地下鉄の−84M.次に参考になるのが、日本の地下鉄では一番深い駅である大江戸線六本木駅(実測:地表より-42M、データでは-32.8M)、千代田線の国会議事堂前(−37.9M)、次に南北線の後楽園(−37.5M)、半蔵門線の永田町(−36M)と続く。
国会議事堂前と永田町は国会議員のシェルターとして使える深さを考慮していると思われ、都営大江戸線六本木駅(−42M)は以前防衛庁がここにあったこともあり深く造られたと考えると、日本では30M以上深い駅が安全と思われていると推測する。
しかしながら、30M以上深い駅は上記以外に大江戸線の中井(−35.1M),副都心線の雑司ヶ谷(−33.8M),副都心線の西早稲田(−33.8M),大江戸線の東中野(−33.8M),大江戸線の西新宿5丁目(−33.4M),大江戸線の麻布十番(−32.5M)、大江戸線の飯田橋(−32.1M)の11駅しかない。
この11駅では都心に住む人々や、働く人々を収容するには地域的にもキャパとしても足りないので、ホームの深さが20M以上の地下鉄の各駅を別紙に書き出した。ホームの深さが20メートルを超える路線別駅一覧、
ここで注意しなければならないのが銀座線、丸ノ内線、日比谷線、都営浅草線には20M以上深い駅がないことである。また、千代田線には国会議事堂前と新御茶ノ水の2駅しかない。
緊急時には地下鉄はその場で停止するので運不運が出てくる。不幸にも地表より浅いホームの駅で止まることもあり得る。この為に、危ないと感じたらホームの深い駅で降りて動かないこと。同じ駅でも路線により深さが大きく異なるので、別の路線の深いホームに移動することも考える必要がある。例えば、銀座線の赤坂見附駅は−6.9Mであるが、地下連絡通路を利用して半蔵門線の永田町まで移動すれば−36Mになる。赤坂見附・永田町地下鉄出口一覧、
緊急時には地下鉄は止まるので歩いて行ける自宅近くの駅で出来るだけ深い駅を調べておくこと、但し、川や海に近くその下をくぐっている場合には核爆弾の風圧で防水扉が破壊される場合も考えて避けること。
国会議事堂前はデモなどの防御用に混乱時には駅への入口が遮断される場合があるので要注意。遮断されてなければ駅としては銀座線、南北線の溜池山王駅、丸ノ内線、千代田線の国会議事堂前の4路線に繋がって居るので地下鉄が動いていれば溜池山王または国会議事堂前で降りて千代田線ホームに行きそこで止まること。参考:溜池山王、国会議事堂前地下鉄出口一覧
普段何気なく乗っている地下鉄であるが、災害時には地下鉄に乗っている方が安全であるということになれば地下鉄に乗る人々が増え、地下鉄があって良かったと感謝する人々が多くなるに違いない。
参考:
ホームの深さが20メートルを超える路線別駅一覧、
銀座線各駅の深さ、
丸ノ内線の駅の深さ、
日比谷線の駅の深さ、
千代田線の駅の深さ、
有楽町線の駅の深さ、
半蔵門線の駅の深さ、
南北線の駅の深さ、
副都心線の駅の深さ、
都営浅草線の駅の深さ、
都営三田線の駅の深さ、
都営新宿線の駅の深さ、
都営大江戸線の駅の深さ、
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