ガンの治療に当たっては医師のアドバイスに従うのは当然であるが、どの治療法を選ぶかは患者自身が判断しなければならず、患者がガンの治療法を何処まで知っているかにより、自身の命を守れるかどうかが左右される。
ガンの治療は日進月歩で、特定のガンに適用されたものが、他のガンにも適用可能になるなど変化しつつあるが、上記に書き出したものは公表されたものだけになる。
I.検査:
画像診断でガンを発見する為には、5年から10年以上経過し形が見えるものしか分からないが、血液や唾液による早期診断は5年未満でも発見出来る。CTは糖がガンに集まる性質を移用して検査するので糖が多く集まる脳のガンは発見しにくく、MRIは金属が体内にある場合には使えない。PET(陽電子放射断層撮影)はガン細胞が増殖の為に栄養を必要とする点を利用したもので、全身のガン病巣を一度に映し出すことが出来る。
1. アミノインデックス検査:がん細胞は自己増殖のエネルギー源としてアミノ酸を使う為にアミノ酸の種類と量の検査によりガンの可能性を予知する。対象は胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん。味の素、費用は約2万円、
2. 遺伝子解析によるガン検査、食道がん、胃がん、大腸がんなど10種類のがんリスクを遺伝子解析する(株)エバージーン、4980円。将来の危険を予知するもので、現在の状態ではない。
3. ミア(マイクロアレイ血液検査)テスト、血液だけでガン検査を行う、複数のガンのリスクが早期に約90%の確率で分かる、がん細胞が出す血液中のマイクロRNAを量る、アルツハイマーと全身のガンを検査可能、頭部神経こう腫、頭頸部ガン、甲状腺がん、食道がん、肺がん、乳がん、肝臓がん、膵臓がん、胃がん、腎臓がん、卵巣がん、子宮頸がん、大腸がん、前立腺がん、費用25万円、
4. 膵臓の検査:MRCP(MR膵管胆管撮影)膵臓がん検査、3割負担で9千円程度、超音波検査によりすい膿疱をチェック、アミラーゼ値が上昇した場合はすい臓の検査をする必要あり。
5. メタボローム解析、唾液より細胞の代謝物を分析してガンや鬱病を発見する。すい臓がんを99%判別、口腔ガンを80%判別、乳がん、その他肝炎、肝硬変、肝臓がんも見つける
6. 尿中のジアセチルスペルミン検査:がん細胞のような細胞増殖が活発に行われている場合に尿中にその反応が現れる。
7.前立腺ガンの検査の際にPSAが4以上になると要注意として”生検”を勧められるが、前立腺がんがあるかないかはエコーでチェック可能である為に、”生検”は不要です。MRIでは前立腺肥大かどうかチェック出来るので、この結果を見るとガンではなく前立腺肥大であることが分かる。PSA検査の結果数字が大きくてもガンではない場合が多いので良くエコー、MRIでチェックすること。ガンの場合はPSAの数字が200など非常に大きくなる。
ガンになった場合は、そのガンに対する治療数が豊富な病院を選択できるかどうかが生か死かの分かれ目になる。(毎年2月末に発行される週刊朝日MOOKはその際の参考になる)
がんに付いては不安が先行して的確なアドバイスが得られないと感じている患者は多いと思われるが、がんに関しては日本でもトップレベルの能力を持つガン研有明では、がんに関する電話相談受付を行っており、がんに対する不安、疑問などの相談が可能。03−3570−0419、がん研有明病院新棟1階コーヒーショップ横、,ガン研有明、
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