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銀座4丁目-新橋
CGINZA 6





旧銀座松坂屋は隣接するビルを含めて再開発となりワンブロック全体がGINZA6に生まれ変わり、銀座地域で最大級の商業施設となった。従来の百貨店方式を改めて、1階から6階がファッションとライフスタイル、7階から12階がオフィスフロアー、13階がレストラン、14階が屋上ガーデンになっている。

松坂屋からGINZA6への建て替えを進めるために考慮されたのが「銀座らしさ」をどう残せるかということで、建築者と地元の有力者との会合が何度も持たれて「銀座らしさ」を取り入れることが行われた。

その一つが銀座のビルの高さ制限で当初200M近い高層ビルが予定されたがこれを銀座ルールに従って56Mに制限された。

また銀座の楽しみは「歩いて楽しい」こと、この為に統一されたガラスのビルではなく、6階までの外観が店舗ごとに異なり、それ以上のオフィス部分は統一された外観となっている。

また店内回遊の際には廊下の先が見通せないで、歩くと店内の風景が変わっていく配慮がなされている。

ファッション関連では、Dior, Celine, Sant Laurent、Van Cleef &Arpels, Valentino, Fendi,等、有名ブランドの大型店を集めて、銀座地域及び訪日観光客の富裕層の取り込みを図っている。

日本における商売は、生活を守る為の「早い、安い、旨い」や、ユニクロ、ニトリに代表される「大量生産品の製造直販(SPA)」が主流となっているが、銀座SIXのコンセプトはこれと対照的に、ゆったりとした店内回遊、高価な商品、他にない独特な良さ、一品もの、手作り商品などで高価格を維持し、これが成功して業績は好調と言われる。

日本に於ける富裕層とは金融資産が1億円以上とみなされており、世帯数で120万(占有率は約2%)、金融資産合計で270兆円(占有率19%)との調査結果がある。

これらの富裕層とこれに続く5000万以上の金融資産の準富裕層を足すと435万世帯ありこれらの富裕層だけにターゲットを絞っても十分市場はある。



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