本郷3丁目交差点「かねやす」があり、このお店が「本郷もかねやすまでは江戸の内」と江戸時代の川柳に詠われた場所になる。この本郷通りの本郷3丁目交差点近くまでは日本橋から出立する5街道の内の中山道で江戸の範囲であることになる。
この近くの本郷通りに「見送り坂」と「見返り坂」があり、日本橋から見送りに来た人々がここで別れ、見送られた人は見送りに来た人々を見返りながら中山道を歩んで行った。中山道は東海道に比べて、箱根の山越えや、大井川の氾濫などがない為に女性は中山道を選ぶ場合が多かったと言われている。
菊坂入口より少し先の本郷通りを良く見ると下り坂と上り坂との境があり、ここが「見送り坂」と「見返り坂」との分かれ目になる。
中山道:日本橋より京都までの街道で東海道の海岸線に沿った道筋に対して、山道が多い。東京より高崎までは国道17号線に沿っているが、とげぬき地蔵通り、板橋宿など17号線と旧街道とでは異なる箇所もある。都内における中山道沿いの名所旧跡としては、日本橋、万世橋、神田神社、湯島聖堂、本郷のかねやす、赤門、とげぬき地蔵通り、庚申塚などがある。
中山道に沿った道筋、東京(日本橋)、埼玉(浦和、大宮、熊谷)、群馬(高崎、安中)、長野(軽井沢、下諏訪、塩尻,妻籠、馬籠)、岐阜(中津川、御嶽、関ヶ原)、滋賀(草津)、草津以降は東海道と合流。
日本橋を起点とした五街道の都内の道筋、
|