観光、旅行、レストラン、グルメ、カフェ、ダイニングに (パソコンHPへ)(携帯HPへ)




フランスが夢見た日本-
陶器に写した北斎、広重

河鍋暁斎「暁斎楽画」鴨の親子 
千葉市美術館蔵


フランスが夢見た日本-陶器に写した北斎、広重
参考:セルヴィス・ランベール(平皿 鴨の親子図)

日仏交流150周年記念、オルセー美術館コレクション特別展、2008年7月1日(火)〜8月3日(日)東京国立博物館 表慶館

ジャポニズムとは
ジャポニズム(japonisme)はフランス語で、19世紀後半にパリを発信地としてフランスと西洋全体に広がった「日本的なもの」の流行を指している。また、美術史で西洋美術、とりわけ印象派やアール・ヌーヴォーに認められる日本美術の影響を指す。日本美術への関心は、開国後の1856年あたりから現れるが、最初の出会いは、日本の主要な輸出品目である磁器の梱包材に使われた「北斎漫画」だったという説がある。

ジャポニズムの起爆剤になったのは1867年にパリで開催された万国博覧会である。徳川幕府はこの万博に「日本館」を建設し、美術品、工芸品、織物、日常生活でつかう道具などを出品した。100枚ほどの浮世絵も展示されていた。日本に対する強い関心のため、「日本館」の人気は高く、160万人におよぶ入場者の大多数が訪れた。

「日本館」に注目したのは、特に知識人と芸術家で、かれらを中心に日本ブームが広がり、その影響は20世紀初頭まで継続し、美術、工芸、ファッションなどに多大な影響を与えた。

年間行事へ戻る