宮益坂は江戸時代に富士見坂と呼ばれた所で、この坂の上から渋谷を見下ろす方向に富士山が見えた。渋谷川により削られた台地の上から見える景色はみどりの木々と田圃と川が流れ遠くに富士山のある風景が浮かび上がる。
明治神宮御苑の清正井戸の湧水は花菖蒲田に流れ込み南池につながり、南池よりJRの線路をくぐって竹下通りへ、竹下通りよりブラームスの小径・モーツアルト通りを経て明治通りをくぐって現在キャットストリートや遊歩道になっている渋谷川に流れ込んでいる
渋谷川は暗渠でキャットより宮下公園に沿って流れ、渋谷東急東横店の下を流れ、明治通りと246号線との交差点より開渠になり広尾・白金へ流れている。
この富士見坂は江戸の中心から現在の246号線に沿った大山詣でに人々が通った大山街道の最初の休み処であった為に良く賑わったと言われる。(赤坂見附-三軒茶屋-二子玉川-溝口-荏田-長津田-下鶴間-蛯名-厚木-伊勢原-大山)参考:大山街道、赤坂見附、三軒茶屋、宮益坂(富士見坂)、
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