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コロナ対策にはビタミン、ミネラルの摂取が重要(コロナ対策 4)

免疫力強化食品に国の指針を(コロナ対策3.),
免疫力強化の為に(コロナ対策2.),
コロナウイルス対策食材(コロナ対策1.),

NIH(アメリカ国立衛生研究所)は新型コロナ(COVID-19)対策としてビタミンC、ビタミンD、亜鉛の3種類のサプリメントがコロナに対して有効であるかどうかの臨床試験を行っている。

サプリメントの中でもこの3種に特化して検討を続けているのはこれらがコロナに似た感染症などについて有効と見なされているからであるが、未だコロナに対しては有意な効果を得られていない。これは条件の揃った多数の臨床試験サンプルを集めることが難しい為と思われる。

この中でも特にビタミンCについては次のコメントを公表している。
”ビタミンC(アスコルビン酸)は水溶性ビタミンで、重篤な病気の患者に有益な効果があると考えられている。 抗炎症に役立つ抗酸化作用とフリーラジカルスカベンジャー(活性酸素抑制作用)があり、細胞免疫と血管の完全性に影響を与える。人間は酸化ストレスの状態でより多くのビタミンCを必要とする可能性があるため、 ビタミンCの補給は、重篤な感染症や敗血症など、さまざまな病状で評価されています。 SARS-CoV-2感染は敗血症と急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を引き起こす可能性があるため、COVID-19患者の炎症と血管損傷の改善における高用量のビタミンCの潜在的な役割が研究されています。”

この3種のサプリメント(ビタミンC、ビタミンD、亜鉛)については、米国・欧州・中国など多くの国で多数の研究所により検証されており、それだけコロナに対して有効であると見なされていることが分かる。

ビタミンCの使用量としては、症状が重くなるにつれて多くなっており、例えば2−8gのビタミンCを毎日摂取するとコロナによる呼吸障害の期間が短縮され、6−24gのビタミンCを 毎日静脈注射することにより死者の数が減少したことにより、ICUの重症者には静脈注射が、病院の患者には薬として摂取することがNIHの2020年のレポートには勧められている。

日本ではビタミンCの標準摂取量が100mgとなっているが、米国ではメガビタミン療法により1,000mgの摂取が普通である。コロナ対策としてはビタミンCは1,000mg又は2,000mg、ビタミンDは5.0マイクログラム、亜鉛は7.0mgは必要と思われる。これらは食事で得られる量であるが、ビタミンCはサプリが必要になる。


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